目次
【外見編】綺麗な人になる方法
外見の美しさは、生まれもった顔立ちやスタイルだけで決まるわけではありません。まずは、自分らしい美しさを手に入れるための基本的な知識やケア方法を知り、実践してみましょう。
スキンケアをする
スキンケアの基本は、肌の清潔を保ち、乾燥や紫外線を防ぐことです。それにより、シミやくすみなどの肌トラブルの原因となるターンオーバーの乱れを防止します。
ターンオーバーとは、皮膚の最も外側にある表皮の生まれ変わりを表す言葉です。20代の健康な方で約28日、30~40代では45日前後がターンオーバーの目安といわれています。
一般的にスキンケアは、次の5つのステップで行います。
アイテム | ポイント |
1. クレンジング | 額から鼻先にかけてのTゾーンからなじませてメイク汚れを落とす。 |
2. 洗顔 | 十分に泡立てて、あごや皮脂の多いTゾーンから洗っていく。 |
3. 化粧水 | 洗顔で乾燥しやすい状態の肌に塗布して、水分を補う。 |
4. 美容液 | 肌悩みや肌質の改善などを目的に、プラスアルファのケアを行う。 |
5. 乳液・クリーム | 乳液で肌に油分を与え、うるおいを閉じ込める。 |
紫外線対策をする
健やかな肌を保つには、1年を通して紫外線対策をすることが大切です。肌が老化する原因として、紫外線の影響による「光老化」が8割ほど占めるともいわれています。
日焼け止めは、肌が赤くなる紫外線B波をカットする「SPF」と、シミ・シワの元になるとされる紫外線A波を防ぐ「PA」に着目して選びましょう。目安は以下のとおりです。
生活シーン | SPF | PA |
散歩や買い物 | SPF10~20 | PA++ |
屋外での軽いスポーツやレジャー | SPF20~40 | PA+++ |
炎天下のレジャーやマリンスポーツ | SPF40~50 | PA++++ |
UVカットができる衣類や帽子、日傘も活用すれば、さらに効果的です。
ヘアケアをする
綺麗な人の共通点のひとつが、うるおいとツヤのある髪です。以下では、シャンプーやコンディショナー、ヘアドライの基本的な方法をおさらいします。ヘアケアの基本を押さえて、美しい髪を目指しましょう。
〈シャンプー〉
1.お湯で髪と頭皮を予洗いする
2.適量のシャンプーをとり、髪の根元からなじませながら泡立てる
3.頭皮をマッサージしながら洗う
4.泡が残らないように、お湯で髪の根元から十分にすすぐ
〈コンディショナー〉
1.シャンプー後にタオルで水気を取る
2.毛先を中心に適量を塗布する
3.なじませたら、ぬるつきを感じなくなるまで、しっかりとすすぐ
〈髪の乾かし方〉
1.髪の水気を切り、タオルで頭皮を軽く揉むように全体を拭いた後、毛先の水分を優しく拭き取る
2.タオルドライ後は、アウトバストリートメントを塗布して、ドライヤーの熱刺激から髪を保護する
3.髪の根元にドライヤーをあて、半乾きになったら内側も乾かす
4.トップから温風をあて、手ぐしで整えながら全体を乾かす
5.冷風で仕上げると、キューティクルが引き締まる
美しい姿勢をキープする
どれほどメイクや服装を整えたとしても、姿勢が悪いと綺麗に見えないことがあります。
正しい姿勢を保っているかチェックするため、かかと、お尻、肩、頭、ふくらはぎを壁につけて立ってみましょう。壁につかない部分がある方は、姿勢が悪くなっています。
ここで、正しい姿勢のキープに役立つストレッチ方法を2つご紹介します。
〈背伸びストレッチ〉
1.つま先を正面に向け、両足をこぶし1個分空ける
2.足の指をすべて上げた状態で前後左右に体を傾け、最もバランスの取れる位置で立つ
3.前方で手を組んで手の平を裏返し、ゆっくりと頭上へ引き上げながら首を後ろに反らす
4.顔を正面に戻し、天井に向けて背伸びをする
5.お腹を凹ませたまま、体の横を通って腕を戻す
〈よつんばいストレッチ〉
1.両手と両膝を肩幅に開いて、よつんばいになる。
2.息を吸い、目線を斜め上に向けながら、両手を床で押すようにして背中を反らせる
3.息を吐き、目線はおへそへ向けて背中を丸める
4.息を吐き切ったら、再び2・3の動作を5~6回繰り返す
無理のない範囲で行いましょう。
自分に合うメイクを知る
顔の形や肌質は年齢とともに少しずつ変化するものです。そのときの自分に合ったメイクをアップデートし続けることにより、年齢を重ねても美しさに磨きをかけられます。
メイク方法を何年も変えていない方は、一度見直してみませんか。「自分の魅力や個性を引き立たせるメイクを見つけたい」そんなときに役立つのが、パーソナルカラー診断です。
パーソナルカラー診断をすると、肌や髪の色などをベースとして、自分に似合う色を知ることができます。肌の色が、黄みを含んだように感じるイエローベースと、青みを含んだように感じるブルーベースのふたつに大きく分かれ、そこからさらに春・夏・秋・冬の4タイプに分類されます。
〈イエローベース〉
春タイプ | オレンジ・コーラルピンク・グリーンなどのはっきりとしたカラーが似合う。 |
秋タイプ | ブラウンや深みのあるオレンジ、ゴールド、ベージュなどの落ち着いたカラーが映える。 |
〈ブルーベース〉
夏タイプ | スモーキーピンクやラベンダー、グレイッシュブルーなどのクールなパステルカラー |
冬タイプ | ブラックやレッド、シルバーのようなインパクトのあるカラーがおすすめ。 |
インターネット上でも行える、パーソナルカラーの診断サービスもあります。自分がどのタイプに当てはまるか知って、似合うメイクを探求してみましょう。
【内面編】綺麗な人になる方法
内面も綺麗な人の多くは、周囲への思いやりがあります。ここからは心も美しい人になるための4つのポイントをお伝えします。
美しい所作を身につける
身のこなしの綺麗な人は、好印象を与え、魅力的に映ります。美しい所作の本質は、「周囲の人に不快な思いをさせない」という思いやりの心です。
所作を磨くために、歩き方や食事の仕方、物の扱い方といった日常の動作を丁寧に行うことから始めてみましょう。特に手先や指先を意識すると、さまざまな動作が美しく見えます。
気配り・心配りをもつ
相手のために先を見越して動く気配りをはじめ、相手の立場を鑑みて思いやりのある行動が取れる心配りにも、その人の内面的な美しさが現れます。
気配りや心配りが上手な人になるには、普段から誰に見られても良い振る舞いを行うことが大切です。例えば、次に使用する人のために職場の化粧室を綺麗に使う、ゴミが落ちていたら拾うなどです。
見られていない場所でも人を気遣えるようになれば、人前でも自然と気配りや心配りを発揮できる人になります。
丁寧な言葉遣いを意識する
言葉遣いが綺麗な人は、相手への思いやりをもって言葉を選んでいます。同じ内容でも、言葉や伝え方次第で印象は大きく変わるからです。
職場や家庭では、相手の気持ちが和むような言葉遣いを意識することで、お互いに気持ちよく過ごせます。
また、飲食店やコンビニなどの店員さんに対する言葉遣いは、周囲の人から意外と見られています。人や立場によって態度を変えたりせず、誰にでも丁寧に接するようにしましょう。
包容力をもつ
相手の良い点だけでなく欠点も受け止められる心の広さをもった人物の前では、人は安心して自然体でいられるものです。
包容力のある人は、精神的に依存せず、自立しており、相手を思いやって行動できます。恩着せがましくなったり、自分のルールを押しつけたりすることもありません。
穏やかで落ち着きのある人は、多くの人を惹きつけます。
綺麗な人になるために心がけたい生活習慣
外見、内面を問わず、美しさを生み出すのは心身ともに健康なからだであり、その土台となるのが日常生活の過ごし方です。最後に、綺麗な人になるために身につけたい生活習慣をご紹介します。
栄養バランスがとれた食生活をする
体の内側からにじみ出るような美しさは、健康的な食生活があってこそ成り立つものです。栄養バランスが乱れてくると、心も体も綺麗な状態をキープすることは難しくなります。
「最近、肌の調子がいまいちだな」と思ったときは、食事で五大栄養素をバランス良く摂れているか振り返ってみましょう。五大栄養素とは、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルを指します。
美肌のために欠かせないタンパク質やビタミン群などを摂取するには、肉や魚、卵、緑黄色野菜、大豆製品などを食事に取り入れることをおすすめします。
適度な運動をする
運動習慣で、体型の維持に努めましょう。食事で摂取したカロリーが消費エネルギーを上回ると、余った分が脂肪としてからだに溜め込まれてしまいます。
適度な運動の習慣化により消費エネルギーが増加し脂肪が燃焼されるため、太りにくいからだを手に入れられます。
たっぷり睡眠をとる
私たちのからだは、睡眠中に成長ホルモンを分泌することにより全身の細胞を修復し、疲労を軽減します。睡眠不足は、肌のターンオーバーを乱し、肌荒れの原因にもなります。
美肌や健康的なからだを維持するためにも、質の高い睡眠を心がけ、7時間程度を目安に十分な睡眠時間を確保することが大切です。
ストレスを解消する
ストレスを抱えていると、からだに疲れがたまりやすくなります。
例えば、肩こりは欧米人と比較して日本人に多いといわれており、慢性的にお悩みの方が多いと想像されます。実は、肩こりもストレスが原因になっている場合があります。
単なる肩こりだからとケアを怠れば、次第に表情が冴えなくなり、顔色の悪さや顔のむくみも招くなど、美容にも良くありません。
ストレスをためないようにするには、意識的に休息を取ったり、趣味に没頭したりといった習慣をつけて、こまめに息抜きをすることが大切です。
食事の面から疲れをため込まないからだを目指すなら、お酢を摂る習慣をつけてみましょう。お酢は筋肉のエネルギー源を効率良く補い、からだの疲労回復をサポートします。食事やドリンクに混ぜて、毎日摂取するのがおすすめです。
まとめ
綺麗な人になるためには、基本的なケアをはじめ、栄養バランスの取れた食事や適切な運動などを習慣化することが大切です。一度に多くを改善しようとすると、続かないかもしれません。
「これならできるかも」という部分から、ひとつずつ美しさに磨きをかけていきましょう。