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そもそもりんご酢とは？
りんご酢とは、りんごを主原料にしたお酢のことです。一般的に、りんご果汁を酢酸発酵させて作ります。
りんご酢の特徴は果実のフルーティーな酸味です。ほかの調味料と混ぜ合わせてドレッシングにしたり、希釈してドリンクとして飲んだりすることもできます。
お酢にはりんご酢以外にもたくさんの種類があります。以下の記事では、さまざまなジャンルのお酢とレシピを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
「意外と知らないお酢の種類！それぞれの特徴やおすすめレシピも紹介」
りんご酢は大きく2種類に分かれる
りんご酢は大きく、「りんご酢」と「純りんご酢」に区別できます。
りんご酢とは、りんごを原料に酢酸発酵させた醸造酢です。 農林水産省によると、りんご酢1Lにつき、りんごの搾汁を300g以上使用したものがりんご酢と認められています。 味わいがすっきりとしており、軽くてクセがないのが特徴です。
一方、純りんご酢はりんごだけを原料に酢酸発酵させた酢のことを指します。
純りんご酢の原材料表示には「りんご」または「りんご果汁」と記載されており、そのほかの原料の表記はありません。そのため、りんご酢のなかでも自然な甘味や香りを感じられるお酢であるといえます。
出典：農林水産省「醸造酢の日本農林規格」
りんご酢に関連する製品
ストレートのりんご酢以外にも、りんご酢を摂取する方法はあります。主な製品としては、「調味りんご酢」と「りんご酢ドリンク」です。
調味りんご酢
調味りんご酢とは、りんご酢を使用し、他の原料も加えた調味酢です。酸味を抑えるために甘味料や果汁がプラスされています。
りんご酢と比べて酸味が控えめなため、酸っぱい味が苦手という方でも美味しくいただけます。
りんご酢ドリンク
りんご酢ドリンクとは、ストレートタイプや濃縮タイプの清涼飲料水です。味はメーカーや原材料によって大きく異なります。
紙パックやペットボトル仕様のものが多く、 ジュースとして手軽に持ち運べる点が魅力です。
りんご酢の1日の目安量と飲むタイミング
りんご酢の1日の摂取目安量は、約15mlです。 飲むタイミングで健康効果は変動しないため、いつ取り入れても問題はありません。
ただし、お酢の酸味は食道や胃などの消化管を刺激するため、空腹時の飲用は避ける ようにしましょう。
りんご酢を飲む際のポイント・注意点
りんご酢を飲む際、原液のままでは刺激やクセが強いため、製品ごとの案内に沿った割合で希釈して飲むように してください。水や炭酸水、豆乳などで割る方法が一般的です。
りんご酢ドリンクによっては砂糖の含有量が豊富なケースがあるため、ダイエットや健康管理を目的として摂取する場合は、成分表示で糖分量を確認しましょう。
りんご酢のおいしい飲み方
りんご酢の味は非常にシンプルであるため、飲み方のアレンジも豊富です。はちみつやヨーグルト、赤しそなどを使った楽しみ方もあります。
なお、ここで紹介するのはりんご酢を使った飲み方です。より手軽に飲みたい方は、りんご酢ドリンクをストックしておくのがおすすめです。
りんご酢ソーダ（水割り）
りんご酢ソーダ（水割り）は、はちみつの甘みで飲みやすく仕上げたシンプルなドリンクです。
【材料（1人前）】
・りんご酢 30ml
・炭酸水（または水） 120ml
・氷 適量
・はちみつ お好みで少量
りんご酢とはちみつに炭酸水もしくは水を注ぎ入れてスティックでよく混ぜるだけなので、とても簡単に作れます。
小腹が空いたときだけでなく、食後の口直しにもおすすめです。
ホットりんご酢
ホットりんご酢は、優しい酸味と温度でからだが温まるホットドリンクです。
【材料（1人前）】
・りんご酢 大さじ1
・はちみつ 大さじ2
・お湯 150ml
りんご酢とはちみつを入れて、お湯を注いで混ぜるだけで完成します。
お湯を使うことでりんご酢の酸味が和らぎ、はちみつの甘みがより引き立ちます。寒い冬の時期や、夏に冷房で冷えるときなどにおすすめです。
いちごのりんご酢ラッシー
いちごのりんご酢ラッシーは、お酢やヨーグルトの酸味といちごの甘さが調和した、甘酸っぱいおしゃれドリンクです。
【材料（1人前）】
・牛乳 130ml
・砂糖 小さじ1
・りんご酢 小さじ1弱
・プレーンヨーグルト 大さじ1
・いちご お好みの量
作り方は簡単で、すべての材料をミキサーに入れていちごの形がなくなるまで混ぜるだけです。
爽やかな味わいでありながら、しっかりとした飲みごたえを楽しめます。
りんご酢の赤しそジュース
りんご酢の赤しそジュースは、色鮮やかで爽やかな風味を楽しめるドリンクです。
【材料（1人分）】
・赤しその葉 50g
・水 250ml
・砂糖 50g
・りんご酢 5ml
赤しその葉を水で洗い、20分中火で煮出してザルで濾します。鍋に戻して砂糖とりんご酢を加え、弱火で煮ましょう。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やして完成です。
赤しその葉の代わりに大葉を使って、青しそジュースにするのもおすすめです。
作り置きを冷蔵庫に入れておけば、自家製のお酢ドリンクをいつでも好きなタイミングで飲むことができます。
りんご酢の活用レシピ
りんご酢は飲むだけでなく、料理に使うのもおすすめです。
具材との組み合わせ次第で、より良い旨味を引き出すことができます。
ピクルス
大根やパプリカ、ミニトマトなど彩りあふれる野菜を存分に味わえる簡単ピクルスです。保存容器に野菜とりんご酢を使ったピクルス液を入れ、半日以上漬け込むだけで完成します。
ヘルシーイタリアンドレッシング
健康を意識している人には、オリーブオイルや塩、りんご酢などシンプルな材料を組み合わせたヘルシーなイタリアンドレッシングがおすすめです。新鮮なサラダにかけるだけで、よりフレッシュな味わいを楽しめます。
タコと野菜のりんご酢マリネ
みずみずしいタコに、トマトやきゅうりなどの夏野菜が合わさったマリネです。りんご酢を入れることでさっぱりとした味わいになるため、お口直しやお酒のおつまみにもぴったりです。
冷蔵庫で約半日冷やしていただくと、より美味しく召し上がれます。
たっぷりきのこのリゾット
きのこの香りと味がふんだんに感じられる料理です。りんご酢がきのこの深い旨味を存分に引き出します。
どのきのこを使っても美味しく作れるので、お好みの種類でぜひ試してみてください。
りんご酢のチーズケーキ
クリームチーズや生クリームにりんご酢をプラスしたチーズケーキは、オーブンで焼いたあと一晩置くことでさらにしっとりとした食感になります。
りんご酢ならではの酸味が味を引き立て、まろやかで上品な後味のデザートにぴったりです。いつもと一味違ったチーズケーキを味わいたい方におすすめです。
まとめ
りんご酢は、水 や炭酸水で割ったり、温めてホットドリンクにしたりと、バリエーション豊富なアレンジを楽しむことができます。
また、調味料としていつもの食卓にちょっとしたアクセントを加えたいときにも役立ちます。
りんご酢は、メーカーによっても風味が異なります。好みの商品を見つけて、生活に取り入れてみましょう。