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お酢を飲むと得られる効果
「最近、からだの疲れを感じやすくなった」「太りやすくなった」という方は、お酢を飲むことでお悩みを解消できるかもしれません。本記事では、お酢の6つの効果・効能をご紹介します。
疲労回復効果
仕事や運動でからだに過度の負荷がかかると、私たちは肉体的な疲労を感じます。このとき筋肉に蓄積されたエネルギーは減少していくため、筋肉のパフォーマンスの低下やだるさ、張りなどが表れます。
無理をすれば回復に時間がかかるため、からだの疲れを感じたときは、こまめに解消することが大切です。
筋肉へのエネルギー源の再補充を助けるお酢を食事に取り入れれば、肉体的な疲労の回復が期待できます。
高めの血圧の低下
高血圧は、放置するとさまざまな病気につながるといわれています。実際には、どのような悪影響をからだに及ぼしているのでしょうか。
血圧が高い状態が続くと、血管の壁に強い圧力がかかり、血管が弾力性を失って硬くなる動脈硬化が進行しやすくなります。
脳や心臓といった臓器でも動脈硬化が進んだ場合、脳の血管が詰まる脳梗塞のほか、血栓で心臓の血管が詰まって心筋細胞が破壊される心筋梗塞の一因にもなります。
高めの血圧を低下させる食品として知られるのが食酢です。毎日大さじ1杯(15ml)の食酢を摂り続けることで、高めの血圧が低下するとの研究報告があります。
食後の血糖値上昇の抑制
血糖値とは、血液中のブドウ糖濃度を示す数値で、糖尿病の診断基準のひとつにもなっています。
高血糖が続くと、血液の粘度が高くなる影響で血管が詰まったり傷ついたりし、動脈硬化を引き起こすリスクが高まります。先述したとおり、動脈硬化の進行は脳や心臓の疾患の引き金にもなりかねません。
大さじ1杯(15ml)のお酢は、継続的に摂取することにより、血糖値の上昇をゆるやかにする効果があるといわれています。
内臓脂肪の抑制効果
カロリーの過剰摂取や運動不足などにより、余ったエネルギーがおなか周りにため込まれて内臓脂肪となります。
内臓脂肪が必要以上に蓄積されると、高血糖や高血圧、脂質異常を招きやすくなり、糖尿病や動脈硬化などのリスクを高めてしまうので注意が必要です。
毎日大さじ1杯(15ml)のお酢を飲み続けると、肥満傾向の方の内臓脂肪を減少させるとの研究結果があります。
食欲増進作用
「おなかが空かず、何も食べたくない…」そんなときは、香辛料や香味野菜、酸味のきいた食べ物など、刺激のある食品が食欲を高めてくれる場合があります。
食酢の特徴であるさわやかな酸味は、唾液や胃液の分泌を促すため、食欲低下時にお酢を摂ることで、食欲を増進させる効果が期待できます。
減塩効果
長期にわたる塩分の過剰摂取は、高血圧の原因になるといわれています。
塩分に含まれるナトリウムが体内で過多になると、からだはナトリウム濃度を一定に保とうとして血液量を増加させます。その結果、血圧が高くなり、血管への負担が増して心筋梗塞や動脈瘤(どうみゃくりゅう)などを招いてしまうのです。
普段の食生活での減塩対策に役立つのがお酢です。お酢には塩味を引き立たせるはたらきがあり、塩分を控える代わりにお酢を加えることで、おいしく仕上がります。
お酢を飲むタイミングや適切な量は?
結論からいうと、お酢を摂取するタイミングや量は特に決められていません。しかし、飲みやすさやからだへの負担軽減を考慮した適切な飲み方はあります。
お酢の効果を得るうえで重要なのは、飲み続けることです。適切な飲み方を知り、無理なく楽しくお酢を飲む習慣をつけていきましょう。
注意点として、お酢の酸味は胃や食道を刺激するため、空腹時の飲用は避けてください。原液では摂取せず、料理や飲料に入れて摂ることをおすすめします。
血圧や血糖値、内臓脂肪の抑制といった健康効果を目指す際は、お酢の種類によるものの、毎日約大さじ1杯(15ml)を目安に摂取すると良いといわれています。
お酢の美味しい飲み方
お酢は、種類によって味や風味が異なり、ほかの食材との組み合わせによってもまったく違った味わいが楽しめます。次に、お酢とお酢ドリンクに分けて基本の飲み方をご紹介しましょう。
お酢の場合
一般的に飲用ではなく、調味料として販売されているお酢は、胃や食道への負担を考慮し、原液では飲まずに製品ごとの案内に沿った割合で希釈して飲むようにしましょう。種類によってお酢の味に違いがありますが、水やお湯、牛乳、野菜ジュースなどとも好相性です。
お酢の種類と特徴については以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
「意外と知らないお酢の種類!それぞれの特徴やおすすめレシピも紹介」
お酢ドリンクの場合
りんご黒酢やブルーベリー黒酢などのお酢ドリンクには、ストレートタイプと希釈タイプの2種類があります。
ストレートタイプは、飲みやすい濃度に調整されているので、薄めずにそのまま飲めます。
希釈タイプは、製品ごとに推奨する濃度まで薄めて飲みましょう。組み合わせる食材や飲料によって多様な味が楽しめます。濃いと感じた場合は、お好みの濃度に調節できるのも便利な点です。
お酢を使ったドリンクレシピ
ここからは、ひと手間加えた黒酢やりんご酢などのドリンクレシピをご紹介しましょう。酸味が苦手な方、毎日同じ味は飽きてしまうという方は、一度試してみませんか。
黒酢のバナナスムージー
黒酢と牛乳を組み合わせたレシピです。飲みごたえがあるドリンクなので、朝食や小腹が空いたときにもおすすめです。
■材料(1人分)
・バナナ:1本
・黒酢:40ml
・牛乳:70ml
・はちみつ:大さじ1
・氷:6~7個程度
牛乳を除いたすべての材料をミキサーで混ぜた後、牛乳を加えて作ります。
いちごラッシー
すべての材料をミキサーにかけるだけの簡単レシピです。りんご酢やヨーグルトの酸味、いちごの甘酸っぱさが、ほどよくマッチします。
■材料(1人分)
・牛乳:130ml
・りんご酢:小さじ1弱
・砂糖:小さじ1
・プレーンヨーグルト:大さじ1
・いちご:適量
あったか柚子バルサミコドリンク
疲れがたまっているときにおすすめのホットドリンクです。柚子は、疲労回復効果のあるクエン酸を含む食材です。バルサミコ酢と組み合わせることで、疲労回復の相乗効果が期待できます。
■材料(1人分)
・バルサミコ酢:大さじ1
・柚子ジャム:大さじ1
・お湯:200ml
はちみつ黒酢ダイエットミルク割り
濃縮タイプのはちみつ黒酢ダイエットと牛乳をミックスしたレシピです。お酢と牛乳が混ざり、ヨーグルトのようなまろやかな味わいが楽しめます。
■材料(1人分)
・はちみつ黒酢ダイエット濃縮タイプ:50ml
・牛乳:200ml
・氷:適量
はちくろモクテルブルーベリートニック
炭酸水に甘味料や香料を加えたトニックウォーターに、濃縮タイプのはちみつ黒酢ブルーベリーダイエットを加えた、さわやかな味わいのドリンクです。
■材料(1人分)
・はちみつ黒酢ブルーベリーダイエット濃縮タイプ:50ml
・トニックウォーター:150ml
・冷凍ブルーベリーと氷:適量
ジンを入れると、ヘルシーなアルコールドリンクに変化します。
まとめ
お酢は、疲労回復をはじめ、血圧の低下、血糖値や内臓脂肪の抑制といった健康維持に役立つ効果・効能を備えた食品です。お酢の効果・効能を得るには、継続的な摂取が欠かせません。お酢を習慣化する秘訣は、飽きずに飲み続けられる方法を見つけることです。
お好みのレシピを見つけて、適切な飲み方を守りながらお酢を楽しんでください。