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研究開発

人と会社を成長させていく研究開発

“もっとおいしく健康に”

タマノイ酢では、伝統的なお酢づくりとお酢の可能性への挑戦が、最新鋭の設備の中で両立されています。全面的な機械化により、24時間連続稼動が可能な本社工場は、2004年、HACCP認証を取得。医薬品も生産できるレベルでの、徹底した品質管理は、高い評価を頂いております。
また、中央研究所では、大阪大学や金沢医科大学との共同研究をはじめ、高いレベルでお酢に関する研究が行われています。常に力を入れている製品開発では、若いパワーを活かし、積極的に新製品を生み出すことで、より多くの方々と喜びを共有することを目指しています。

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黒酢の研究

黒酢の抗酸化作用

活性酸素は本来、その強い殺菌力で体内に侵入したウイルスや病原菌から体を守る大切なものです。しかし最近、活性酸素が体内で増え過ぎると、がんや糖尿病など様々な疾病の原因であることが分かってきました。抗酸化作用とはこの活性酸素を消去する力です。 黒酢には、米酢、果実酢と比べて強い抗酸化作用があることがわかりました。

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高血圧予防

高血圧高血圧に関係の深いアンギオテンシンⅠ変換酵素(ACE)の阻害活性を調べると、黒酢が他の
食酢に比べて高い活性を示しました。また、ラットを用いた実験では、黒酢エキス(酢酸を飛ばし
たもの)を継続して接種すると血圧上昇が抑えられました。
このことより黒酢には、継続して接種することで高血圧症を予防する効果が期待されます。

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黒酢のがん予防効果

黒酢エキスは大腸がんの発生を抑える働きがあることが、ラットを用いた実験にて明らかになり
ました。人のがん細胞を用いた実験でも増殖を抑制する作用が見られました。
また、潰瘍性大腸炎の発症を抑制する効果があると分かりました。 このことから、黒酢を飲むことで、大腸がんになるリスクを減らすことが期待できます。

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食酢の研究

鉄分吸収作用

ラットを用いて腸管から血中への鉄分吸収効果(血清鉄濃度を指標)を調べたところ、鉄のみを与えた対照群と比べ、鉄と米酢を与えた群の血清鉄濃度は有意に上昇しました。
黒酢、プルーン酢、りんご酢を用いた場合も同様の効果が明らかになりました。食酢の主成分である酢酸を用いた場合にも同様の効果が認められたことから、食酢には鉄分吸収を促進し、その作用には酢酸が寄与しているものと示唆されました。

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食酢中の香気成分

トウモロコシを原料とした食酢中に不快臭成分としてフェニル酢酸を同定しました。フェニル酢酸は市販の食酢中にも含まれており、アルコール発酵後には少量しか存在しないことから、酢酸菌の関与によって生成するものと考えられました。

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大豆オリゴ糖酢の生理活性

《腸内でビフィズス菌を増やす効果》

大豆オリゴ糖を原料として食酢を製造すると、その中に含まれるオリゴ糖のスタキオース、ラ
フィノースは、アルコール、アルコール発酵過程でそれぞれマンニノトリオー
ス、メリビオースに変化しました。
マンノニトリオース、メリビオースは大豆オリゴ糖を原料とした食酢の主要糖となります。
この大豆オリゴ糖酢を人に2週間摂取してもらうと、ビフィズス菌を増やす効果があることが
分かりました。

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《脂質代謝に及ぼす影響》

ラットを用いた実験では、大豆オリゴ糖酢を含む飼料を5週間食べさせた後にその効果を確認
しました。その結果大豆オリゴ糖酢には、血中コレステロールを低下させる効果と肝臓のコレ
ステロールを低下させる作用があることが明らかになりました。

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食酢原料の研究

米糖、トウモロコシからの抗腫瘍性物質

トウモロコシを原料とする食酢中に抗腫瘍活性を有することを発見し、この抗腫瘍活性は原料であるトウモロコシ水抽出物に含まれること、その成分の同定に成功しました。
また、米糖からも抗腫瘍活性を持つ物質の抽出に成功しました。

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インスリーナの糖尿病予防

米糖、トウモロコシからの抗腫瘍性物質

インスリーナ茶抽出物には、α-グルコシダーゼ、マルターゼについて阻害活性を示し、動物実験では血糖値上昇を有意に抑制しました。 これらの結果から、インスリーナ茶は糖尿病の予防に有効であることが予想されます。

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